三番街講座「広告をつくろう!」

12月3日にForum3番街で開催された講座「広告をつくろう!」に参加してきました。

映像作家の菱川勢一さん、コピーライターの渡辺潤平さんが講師になって小倉魚町・旦過のお店の広告をレクチャーとフィールドワークを通じて作成するという講座です。
業界の第1線で活躍されるクリエイターのマインドに触れてみたい、実際に小倉で営業しているお店の広告をその場で創り上げるというのが楽しそうだなと思ったので参加を決めました。

最初のレクチャーはイメージと言葉という対照的な切り口で広告を作っているお二人の実際のお仕事の話。
菱川さんのNTTドコモの「森の木琴」、田中貴金属工業のCM、渡辺さんのユニクロや千葉ロッテマリーンズの広告等の多くの事例の完成に到る過程のお話しはとても刺激的でした。

あえて要素を削ることが結果、強いイメージを創る事に繋がる、伝えたい事をどういう言葉で表現していくか?ライブでお話しを聞くことで大変に刺激を受けました。
また、私がここ数年、学んでいたブランディング・マーケティング、そして、お二人の広告やデザインに関する考え方が自身の中で混ざり合うことでいろいろな発見もありました。

そんなレクチャーの後は事前にクジで決められたチームで小倉魚町・旦過のお店の広告を作りあげるワーク。
取材・撮影・企画・コピーライテイング・デザインをなんと3時間弱で行うというなかなかにハードな内容です。

私の所属したチームは旦過市場の中にある「旦過うどん」さん。


創業26年の老舗です。伺った時もお客様がたくさん。

お伺いしてお話を聞くと、うどんではなく、オリジナルでつくっているだしを売りたいとの事。
おみやげなどに好評でもっと多くの方に手に取っていただき購入してもらえればとのこと。
本当はラベルが欲しいとのことでしたがお題が広告だったのでまず広告を制作して時間有ればラベルをという流れに。

商品名は「旦過うどんのだし」なんですが、話を聞くと実はお店のうどんには使用していないとの事。
実際に店ではおでんや丼物等で使用していて、要するにいろいろな料理に使える「万能だし」として販売しているとの事。
実際に購入されているお客様も茶わん蒸しや卵焼きなど、各自がいろいろな料理に自由に使っているとのお話しです。

ただ、商品名からはどうしても「うどんのだし」をイメージしてしまう可能性が高い。
それなら、そこを上手に伝えるための広告を作ろうとチームで決めました。

チームの仲間はお互い今日が初対面でしたが、コミュニケーションを取りながらお互いに色々なアイデアを出しまとめていきました。
また、途中で実際にお店の方にもチームに入っていただき、さらにアイデアを膨らませていくこともできました。
このようなやりとりの結果出来たのがこの広告です。



あまり気をてらったものはお店や商品のイメージにあわないだろうと思いシンプルでわかりやすいコピー・デザインにしました。
また、おでん、親子丼以外にも卵焼きや鍋、茶わん蒸しなど様々なバリエーションを用意することで、万能につかえる「だし」であることが伝わればいいなと複数案を作成してみました。
この広告をお店で食事をしたり買い物をする方が目にした時に「旦過うどんのだし」に興味を持つきっかけになればと思います。

時間が足りず、ラベルまで手が廻らなかったのが心残りですが、こんな風にライブ感たっぷりに広告を作る経験は少なく、講師の方からのフィードバックもとても勉強になり非常に良い経験をさせていただきました。

また、講座の最後には現在開催されている菱川さんの写真展のサウンドトラックCDとペーパーバックをいただく嬉しいサプライズもあり大変満足の1日となりました。

講師の方、企画運営をされたスタッフの皆様、1日限りですが一緒にチームを組んでいただいた仲間。
そして、忙しい中にも関わらず快く広告制作に協力していただいた、旦過うどんの皆様、本当にありがとうございました。


 

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田川 昌輝

企業のブランドを構築するためのコミュニケーションデザインをお手伝いしております。 日本で唯一「ブランド・マネージャー」を養成する専門機関である一般財団法人ブランドマネージャー認定協会公認スタンダードトレーナーとしても活動しています。

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